Gypsy Wellの新EP『GYPSY』を聴いた – Sound’s Deliの新星が放つ強烈な個性
Sound’s Deliの新鋭、Gypsy Wellが満を持してソロデビューEPをリリース。特に1曲目「1997」から感じる彼の世界観を深掘りしていきます。
「1997」歌詞解説
周り見てみなwatch you step
しけたセンスのfriends 全部お前のせい
Warning 既に捨て身さこのgame
上がるためなら獲るウサギのレース
他の誰がどうマジで興味ねえ
腰履きで紐締めるファイトパンツ
この歌詞には、Gypsy Wellの生々しい決意と覚悟が込められています。「watch you step」という警告めいたフレーズから始まり、周囲との差別化を図る強い意志が感じられます。特に「上がるためなら獲るウサギのレース」という比喩は、HIPHOPシーンでの成功への執着を巧みに表現しています。
Gypsy Wellとは
Sound’s Deliの中核メンバーとして活動する新鋭ラッパー。今作では、MET as MTHA2やDJ SCRATCH NICEなど実力派プロデューサー陣を迎え、自身の世界観を存分に表現しています。
EPの特徴
- プロデューサー陣:MET as MTHA2、DJ SCRATCH NICE、Jun Futava、NES
- フィーチャリング:G YARD(Sound’s Deli)
- 全6曲収録の濃密な作品
サウンド面での特徴
1997年生まれのGypsy Wellならではの新しい感性と、オールドスクールHIPHOPへのリスペクトが絶妙なバランスで融合。特に「1997」では、タイトルが示す通り90年代HIPHOPへのオマージュを感じさせながらも、現代的なサウンドメイクで新鮮さを保っています。
まとめ
このEPは、Sound’s Deliの新たな才能の台頭を告げる重要な一作と言えるでしょう。特に「1997」での強烈な自己主張は、今後のGypsy Wellの活動に大きな期待を抱かせます。
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